Databricks JDBC Driver のコンピュート設定

この記事では、 Databricks JDBC ドライバーの Databricks コンピュート リソース設定を構成する方法について説明します。

ドライバーには、次のコンピュート リソース構成設定が必要です。

設定

説明

Host

Databricks コンピュート リソースの [サーバー ホスト名 ] の値。

Port

443

HTTPPath

Databricks コンピュート リソースの HTTP パス 値。

SSL

1

ThriftTransport

2

Schema (任意)

使用するデフォルト スキーマの名前。

Catalog (任意)

使用するデフォルト カタログの名前。

上記の設定を使用する JDBC 接続 URL の形式は次のとおりです。

jdbc:databricks://<server-hostname>:443;httpPath=<http-path>[;<setting1>=<value1>;<setting2>=<value2>;<settingN>=<valueN>]

上記の設定を使用する Java コードの形式は次のとおりです。

// ...
String url = "jdbc:databricks://<server-hostname>:443";
Properties p = new java.util.Properties();
p.put("httpPath", "<http-path>");
p.put("<setting1>", "<value1");
p.put("<setting2>", "<value2");
p.put("<settingN>", "<valueN");
// ...
Connection conn = DriverManager.getConnection(url, p);
// ...
  • 必要に応じて適応できる完全な Java コード例については、 「Databricks JDBC ドライバーの認証設定」の冒頭を参照してください。

  • 必要に応じて、ターゲットの Databricks認証設定と、特別なドライバー機能または高度なドライバー機能の設定ごとに<setting><value>を置き換えます。

  • <server-hostname><http-path>の値を取得するには、次の手順を参照してください。

Databricks クラスターの接続の詳細を取得するには、次の操作を行います。

  1. Databricksワークスペースにログインします。

  2. サイドバーで、「コンピュート」をクリックします。

  3. 使用可能なクラスターのリストで、ターゲットクラスターの名前をクリックします。

  4. 構成 」タブで、「 詳細オプション」を展開します。

  5. JDBC/ODBC 」タブをクリックします。

  6. サーバーのホスト名ポートHTTP パスなど、必要な接続の詳細をコピーします。

Databricks SQLウェアハウスの接続詳細を取得するには、次の手順を実行します。

  1. Databricksワークスペースにログインします。

  2. サイドバーで、「SQL」>「SQL ウェアハウス」 をクリックします。

  3. 使用可能なウェアハウスのリストで、ターゲットのウェアハウスの名前をクリックします。

  4. 接続の詳細 」タブで、 サーバーのホスト名ポートHTTP パスなど、必要な接続の詳細をコピーします。

Databricksクラスターでドライバーを使用するには、クラスターへの接続時またはクラスターの再起動時に呼び出し側ユーザーまたはサービスプリンシパルに必要なアクセス許可が2 つあります。

  • 実行中のクラスターに接続するための CAN ATTACH TO 権限。

  • 接続時にクラスターの状態が終了した場合に、クラスターの開始を自動的にトリガーする CAN RESTART 権限。

Databricks SQLウェアハウスでドライバーを使用するには、呼び出し元のユーザーまたはサービスプリンシパルに CAN USE 権限が必要です。 Databricks SQL ウェアハウスは、停止されていた場合は自動的に起動します。

注:

Databricks SQL ウェアハウスは、 DirectQuery モードで Microsoft Power BI を使用する場合に推奨されます。